2013年5月10日金曜日

2泊3日金峰山



GWを利用して奥秩父の盟主、金峰山2599mに行ってきました。
みずがき山荘を出発し、富士見平小屋を経て大日小屋へ。

KTSアルミのアイゼン
大日岩のあたりからは道が凍結していて買ったばかりのアイゼンを着用。KTSアルミ。
アルミなので摩耗が大きかったけど、着脱は簡単だし、軽いし歩きやすい。でもKTSのスチールでもよかったかも。みんなも6本爪以上を今回は用意しました。


ガチガチに凍った斜面を抜けると稜線にでる。右側に絶壁。
まだ雪が残り緑と白のコントラストがキレイな稜線。
この景色を何度想像したことか!山頂付近には五丈岩が見える。どうしたらあんな巨岩が積み木みたいに重なるのだろう。


ここまででかなりくたくただけど、予約しているのは更に先の大弛小屋なので先に進む。
山ガールふたりは体力も限界の様なので、金峰山小屋に泊まることに。


真っ白の稜線を越えて、鉄山をトラバースし朝日岳を目指す。雪がいい具合に固まって歩き易い。後で大弛小屋のご主人に聞いたけれど、10年に一度程の歩き易さだそうだ。
それでもくたくたの僕たちにはしんどいアップダウンの道のりでした。。。

なんとか日没前には山小屋に到着した。僕を含め3人は小屋泊。2人はテント泊だ。
とりあえず、晩ご飯はみんなで小屋で食べる。途中脱落した2人分も当日キャンセルになるので7人分食べる。僕は少し具合が悪くおかわりをしなかったので、ご主人にあまり食べなかった若者としてインプットされてしまった。。。スミマセン。。。
(後で事情を聞いてキャンセルした2人分はおまけしてくれた。本当にご迷惑をおかけしたのに良くしていただいて。。。次は必ずみんなで!)

二日目の朝、前国師ヶ岳にて
二日目も快晴。朝から国師ヶ岳方面へ登る。残念ながら寝坊したのでご来光は見逃してしまった。。。前日の疲れもあったので前国師ヶ岳で少し高くなりつつある朝日を眺めて小屋に戻る。昨晩はかなり寒かったので、テントのふたりは無事だろうか。凍ってなければいいけど。。。

朝ご飯を食べて合流。やはり昨晩は相当に寒かったらしい。すべてが凍ったとのこと。
テントを撤収している間、太陽が反射する雪の上をぶらぶら歩いて待つ。なんて贅沢な時間か。

ここから昨日通ってきた道を引き返します。朝日峠、朝日岳を越えて。。。
テント泊のふたりは昨晩のダメージがなかなか抜けきれず辛い様子。小屋泊の三人は元気です。朝日岳を越えたあたりで金峰山小屋においてきた山ガールふたりが迎えにきてくれた。昨夜はゆっくりできたようで良かった。

稜線から八ヶ岳を眺めるみんな
皆で稜線までもどり真っ白な雪原で記念撮影。瑞牆山がとなりに見え、その奥に八ヶ岳が見える。
山頂でお昼ご飯を食べる。とんこつラーメンパーティだ。
本日は金峰山小屋に泊まる予定。山ガール2人は二泊目w。金峰山小屋は元気のいいお兄さんと黒のラブラドールレトリバーのユズヒコくんがいる。大人しくて非常にカワイイ。
コタツに入ってマンガを読んだり雑誌を読んだり各自過ごす。
ふいにオセロ大会。そしてその勝者同士による将棋の準決勝、決勝。
我らがヤマブのキングオブボードゲームはシュウくんに決定。

晩ご飯はチキンのソテーと白ワイン。美味しかったー。
夜はご主人に日本酒をご馳走になりながらいろいろ山のことを教えてもらいました。

最終日の朝は全員4時過ぎには準備して出発。今日こそ山頂でご来光を見るためだ。
ぼんやりとした青から濃紺のグラデーションの空の下、ヘッドランプをつけてザクザクと斜面を登る。徐々に東の空がオレンジ色になっていく。


山頂の岩の上に並んで座り、ガタガタ震えながら日が昇るのを待つ。そして東の雲の中に朝日が見えてきた!だんだんとあたりがオレンジ色になっていく。


富士山や八ヶ岳も。そして後ろをみると麓の街には金峰山の影が伸びている。これを見るために登ってきているのかも。

五丈岩と金峰山の影
ひとしきり感動してさぁ、朝ご飯。お粥の食べ放題でした。
下山はサクサクと。凍った道は下山時の方がコワイ。

今回は初めての2泊だったけど、まだまだ長く歩いていたかったなぁ。

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